文二郎帽子店ショップブログ
「帽子職人ワハブ」 date. 2018/08/29
こんにちは!aya です。
社長が倒れてから約6年が過ぎました。
たまにふとした時、当時の事を思い出します。。。
今は社長も念願の店舗をオープンし、
お蔭様で元気に過ごしているので良かったと言えますが、
当時、帽子作りの重要な「型入れ」は社長がメインでやっていたので
入院中は誰が代わり、どうやってすればいいのか毎日バタバタしていました。
社長の代わりに型入れを始めたのは私の主人でもあるワハブさん。
カンカン帽と麻素材の型入れは当時任されていましたが、
当店の人気商品でもあるパナマやフエルトは初めてで、
しかも社長の入院中は、分からない事が出てきても
すぐに聞けないというタイムロスがあり、
写真を撮っては休日に病院に行き教えてもらっていました。
そんな努力もあって今では、「匠の技」をマスターし、
社長からも褒められています。
ワハブさんがこの仕事を始めて約10年。
長いようでまだまだ短い職人人生。
たまに、まだ経験した事のない技術のいるオーダーを受けると
苦労している様子で、その作業工程を聞くと、
改めて大変な仕事をしてるんだなと私も気付きます。
元々、作る事が得意・好きなので、今では基本プラス応用をきかせて、
身の回りの仕事道具も使いやすいように、自ら工夫しメンテナンス等
しているのには驚き、関心します。
まずは基本に忠実に、経験値を増やして創意工夫し、
皆様に素敵な帽子をお届け出来るようこれからも頑張っていきます!