文二郎帽子店ショップブログ
「夏季休暇のお知らせ」 date. 2024/08/02
こんにちは!aya です。
梅雨も明け、今年も暑い暑い夏がやってきました!
ひと昔前ですと8月お盆を過ぎると朝晩すがすがしい風が吹いてましたが
近年は残暑厳しく日中はまだまだ夏本番ですね。
そして急に冬が訪れ、四季がなくなりつつありますね。。。
そんな気候変化に伴い、春・秋の期間と残暑厳しい季節におすすめの商品をご紹介致します。
麻素材の「マイラン チロル」「マイラン ツマミ」「マイラン ベーシック」です。
こちらは通気性が良いので、風通しがよく夏もご使用頂けます。
今年は麻素材の商品が人気です!
朝晩涼しくなってくる季節はどうしても洋服も何を着るか困る時期ですが、
この麻商品の濃いカラーですと朝晩も季節感もあり日中は蒸れなく被って頂けます。
とはいえ、北の地域では9月は涼しくなっていく季節だと思いますので、
麻ニット、シルクニットの商品がちょうどよいかと思います。
ニット素材の秋の帽子はこちらから
9月だから冬物に衣替えはもう今は適してないですね。。。
帽子だからと難しく感じず、その時々の気候で洋服も帽子も変えて頂いたら良いと思います。
さて、オンラインショップは【8/10(土)~8/15(木)】まで夏季休暇となります。
夏季休暇中にご注文やお問い合わせ頂きました方は8/16(金)より順次、
お返事させて頂きます。
店舗は8/11(日)までAmanaのSale、BUNJIROWも一部商品Saleにての営業、
【8/12(月)~8/20(火)】までは夏季休暇です。
ご迷惑をお掛けしますが何卒ご了承くださいませ。
皆様も体調管理に気を付けて、よい休暇をお過ごしください。
「パナマ帽は特別?」 date. 2024/07/02
皆さま、こんにちは!オンラインショップ店長 吉田です。
梅雨明けが待たれるこの頃、皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか?
テレビのバラエティ番組で、芸能人の方が自分の生まれ故郷に帰って
地元の飲食店や商店で「爆買い」をして地元に恩返しをする番組、ご存知ですか?
少し前までやっていておもしろかったのですがいつのまにか終わっていましたね。
その番組で昨年の夏ごろ、タレントのヒロミさんがハワイで爆買いをする放送回がありました。
パナマハットの専門店にも訪れていたのをご覧になった方も
いらっしゃるかもしれません。
その時、ヒロミさんがパナマ帽を嬉しそうにあれこれ見て、
「昔から見てるけどめちゃめちゃ高いのよ~」と言いながら
最終的にはお店の方に似合う帽子を選んでもらい、
10万円ほどのあじろ編みの帽子を購入しておられました。
印象的だったのは買い物のあとの、ヒロミさんの言葉。
「20代からずっと見てるけど58歳でやっと
パナマハット買える男になりました。」
そうなんだー。芸能人の方だから欲しいと思えば買えるはずなのに・・・?
でもそのしみじみとした言葉には、金額ではなく
パナマ帽を手に入れることはちょっと特別なこと、という印象を受けました。
文二郎帽子店のお客さまにも「ずっと前からパナマ帽が欲しかった」
という方もいらっしゃいます。
また「初任給で買いに来ました」というフレッシュな方もおられます。
帽子だけどちょっと特別なパナマ帽。
ハワイに行かなくても日本で買えます。
ぜひ大阪の文二郎帽子店へ(笑)
https://www.instagram.com/p/CupXDpVveIU/?hl=ja&img_index=1
↑こちらからヒロミさんのその時の写真が見られるかも。
(BUNJIROWのジャズ型に似た形のパナマハットです)
結局、奥様とゲストの伊藤英明さんのパナマ帽あわせて
3点で30万ほどの爆買いをされていましたよ。
「似てますか?」 date. 2024/05/24
こんにちは!aya です。
2024年2月26日の社長のブログ、西川製帽の歴史について
ご覧頂けましたでしょうか?
当社、今年で創業130年になります。
社長自ら昔の資料や写真を引っ張り出し、
ブログを書きながらご先祖様について説明をしてくれました。
以前のブログで事務所移動の話がありましたが、
前の事務所の部屋には仏壇の扉があり、ご先祖様の写真が並べられていました。
ちょうど社長が先代たちの写真を集めて勢ぞろいしたこともあり、
新しい事務所に祭壇をDIYしました。
ご先祖様のお墓は兵庫県の神戸の山手にあり、
駅からも遠くお参りに行く機会も少なくなっているため、
こうして事務所に祭壇を設置したのでご先祖様に日々感謝しつつ、
仕事をしている姿を見守ってくれているかな???
3月21日の社長のブログで創業者:西川仁平の妻の「西川きん」
通称きんばあちゃんについて書いた際にも写真を載せていますが、
スタッフに「きんさんと綾さん似てる~!」と言われました(笑)
私が年老いたらきんばあちゃんみたいになるんでしょうか?
似てますか???
さて、今年より会員登録していただいた方に
「オンラインショップでのご購入でポイント付与サービス」を開始致しましたが、
皆様、賢くお買い物されていて素晴らしいです!
不定期にはなりますが、今後特典も検討していますのでお楽しみに!
似合う帽子が分からない、サイズやお困り事等、
お気軽にweb@panamaya.comまでご相談下さいませ。
「阪神ハイウェイに掲載されました」 date. 2024/05/17
皆さま、こんにちは!オンラインショップ店長 吉田です。
「阪神ハイウェイ」という季刊誌に文二郎社長のインタビューが掲載されました。
パナマ帽の製作工程や帽子作りの思いなどを話しております。
詳細はこちら↓
https://www.hanshin-exp.co.jp/company/files/HW234-4.pdf
こちらの紙面、見ていただくと分かるのですが帽子職人ワハブの型入れの写真がどーんと大きく載っています。
これを見たワハブさん、「社長の写真が一番大きかったらよかったのに・・・」と
なんだかちょっと困ったような、すまなさそうな顔をしておりました。
社長を立てる謙虚な職人さんです。(笑)
当日のインタビューと撮影の様子。
こちらの季刊誌は「朝潮橋 PA」「中島 PA」「泉大津 PA」「京橋 PA」などでも配布されているそうです。
立ち寄られる機会がございましたらぜひ手に取ってご覧ください。
「お花見」 date. 2024/04/08
皆様こんにちは、文二郎です。
毎年恒例、出勤前のお花見にやってきました。
天王寺七坂の一つ「口縄坂」。この坂が店舗から一番近いです。
今がちょうど見頃ですが、雨のせいで今年は散るのが早いかな。
年々階段の上り下りがツラくなってきました。
店舗にお越しの際は七坂めぐり、皆様もどうぞ。
「横浜弁天通り」 date. 2024/03/21
皆様こんにちは、文二郎です。
今回は創業者西川仁平の妻、僕の曾祖母「西川きん」についてです。
通称きんばあちゃんは明治6年横浜弁天通り3丁目で生まれました。
これが明治10年代の横浜弁天通り。
出典:「レンズが撮らえた幕末明治日本紀行」ページ6、7
小沢健志監修 岩下哲典編者
2011年12月25日発行 株式会社 山川出版社
そしてこちら↓の画像が明治27年ごろの様子です。
https://yokohamapostcardclub.blogspot.com/2019/10/blog-post_69.html
サイト:横浜手彩色写真絵葉書図鑑:河北時計店 弁天通
このころの弁天通りは外国人向けの土産物店、日本人向けには
舶来品を売る店がにぎわいをみせていたそうです。
中央には河北時計店の時計塔がそびえ立っています。そして一番手前
象の看板が目を引く「福田屋」がきんばあちゃんの生まれた場所です。
福田屋は象牙芝山細工、刀剣類などを販売していました。
看板には「FUKUDAYA IVORY WORKS」とあり、
その下に小さく「郎太正 本宮」と書かれてあるのですが、
この宮本正太郎がきんばあちゃんの父親にあたります。
西川きん
しかしきんばあちゃんがいつ神戸に移って、
西川仁平と出会ったのか詳細は定かでありません。
西川家に残る戸籍などの資料をたどると、きんばあちゃんが
この家を残す努力をしていたことはよく分かります。
きんばあちゃんの最期は大阪で、僕が小学校5年まで一緒に暮らしていました。
福田屋のふとん袋があったことを今でも記憶しています。
いつか横浜弁天通りに行って、僕のもうひとつのルーツである
福田屋があった場所を訪ねてみたいと思っています。
「創業の地を訪ねて」 date. 2024/02/06
皆様こんにちは、文二郎です。
西川製帽のはじまり、西川屋帽子店は明治中期(27年)
神戸元町商店街の2丁目で創業しました。(今年で130周年です)
その元町商店街がこの5月で誕生150年を迎えるそうで、
記念のイベントがあると知って、小雪舞う1月23日商店街をのぞいてみました。
会社の歴史を知るのにもちょうど良いチャンス。
イベントは「元町アーカイブ写真展」
“懐かしいけれども新しい”元町商店街は、1番街から6丁目まで1.2km
山側・海側に300店舗が並びます。早速商店街を一番街から歩いてみることに。
通りの中央には丁目ごとにパネルが展示され、
明治・大正・昭和~現在までに店を構えていた商店の屋号が明記されています。
拡大↓
確かに西川屋帽子店も確認できました。
(ちなみに現在は「くり松」という和菓子モンブラン専門店)
文明開化を象徴する「元町」
パネルと共に当時の街の様子が分かる写真も展示され、
舶来品の店が多く、英語の看板が連なる異国情緒あふれる街並みでした。
こちらが明治27(1894)年頃の写真。店の看板には「麦藁帽子御注文ニ応ズ
NISHIKAWA 西川屋帽子製造販売店」と書かれてあります。
次回は横浜弁天通り「福田屋」について書きます。
お楽しみに。
「ちょっとした出来事&冬季休業のお知らせ」 date. 2023/12/21
皆さま、こんにちは!オンラインショップ店長 吉田です。
西川製帽の今年後半のちょっとしたニュースは・・・
事務所を移動しました!移転ではありません。移動です。
わたしがメールをしたり、HPの更新作業をしている事務所は2階にあります。
その真下は工場で型入れ作業のスペース。
作業中は室温が上昇し、作業場は蒸気でむせ返っています。
そのため入社した時には「下から熱が上がってくるから、
この事務所はオンドルがあるみたいだよ~」と言われました。
なので冬場は暖かくて良いのですが、問題は夏。
気温だけでなく、ガンガン炊かれる蒸気の影響で湿度も異常に高くなるので、
夏が来ると「この事務所は暑い、暑い」と過ごしてきました。
しかし今年の夏の猛烈な暑さで、もう限界・・・となりました。
新事務所はミシン場の上。これからは下から炊き上げられることはありません。
この部屋は以前は、ショールームとして使われていた場所なので、
(実店舗ができたおかげで、ショールームの機能は店舗に移ったのです)
窓からは陽の光もたっぷり入り、明るくて快適です。
もうこれで夏も怖くありません。でも来年も夏は暑いんだろうな~
皆さま、2023年もお世話になり大変ありがとうございました。
誠に勝手ながら下記の期間、冬季休業とさせていただきます。
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【文二郎帽子店 実店舗】
2023年12月25日(月)~2024年1月5日(金)
【文二郎帽子店 オンラインショップ】
2023年12月29日(金)~2024年1月4日(木)
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※メールのお返事と商品の出荷は5日(金)以降順次対応させていただきます。
何卒ご了承くださいませ。
皆さま、年末年始良い時間をお過ごしください!
「どうなる?ラビット」 date. 2023/11/2
皆さま、こんにちは!オンラインショップ店長 吉田です。
朝晩はひんやりするものの、11月にしては暖かく過ごしやすい陽気です。
最近、仕入れ先の方とゆっくりお話をさせていただく機会がありました。
仕入れといえば、価格の高騰、納期、在庫確保と悩ましい問題がたくさんあります。
特にこの3年、新型コロナの影響で納期が遅れ遅れになっていた時期もありましたが、
フエルト工場の生産状況(人員)も戻ってきて、これはずいぶん解消されたようです。
これはよい話。
そのあと運賃の高騰、円安などあまりよくない話が続く中で、
一番気がかりな話題は「ラビットファー」について。
ラビットファーは文二郎帽子店の冬の帽子の主な原料です。
ウールに比べ暖かく、軽く、しなやかで光沢もあり帽子材料としては高級素材。
そのラビットの入手がこれからどんどん難しくなっていくようです・・・。
以前はヨーロッパで食用としてウサギ肉がよく食べられており、
それにともない肉の余りとなった毛皮も十分に確保できていたのですが、
近年ウサギ肉の消費が減っているそうなのです。(特に若い人が食べなくなった)
消費が減れば、フエルト工場に集まってくる毛皮も減るのは致し方ないこと。
豊富な原料を使用して生産できていたのは昔のことのようです。
これからラビットファー100%の素材はますます貴重になるかもしれません。
どうなる?ラビット。
発色が美しいのもラビットの良いところ。
「夏の思い出」 date. 2023/09/26
皆様こんにちは、文二郎です。「暑さ寒さも彼岸まで」ですね。
先日、名古屋に行ってきました。滞在時間は1時間半。
目的は近鉄特急ひのとり。“弾丸乗り鉄の旅”です。
乗り心地も快適。鉄道の旅はやはり楽しいですね。
暑かった2023年夏の楽しい思い出ができました。
店舗は秋冬物を揃えて、皆様のご来店をお待ちしております。