文二郎帽子店ショップブログ
「どうなる?ラビット」 date. 2023/11/2
皆さま、こんにちは!オンラインショップ店長 吉田です。
朝晩はひんやりするものの、11月にしては暖かく過ごしやすい陽気です。
最近、仕入れ先の方とゆっくりお話をさせていただく機会がありました。
仕入れといえば、価格の高騰、納期、在庫確保と悩ましい問題がたくさんあります。
特にこの3年、新型コロナの影響で納期が遅れ遅れになっていた時期もありましたが、
フエルト工場の生産状況(人員)も戻ってきて、これはずいぶん解消されたようです。
これはよい話。
そのあと運賃の高騰、円安などあまりよくない話が続く中で、
一番気がかりな話題は「ラビットファー」について。
ラビットファーは文二郎帽子店の冬の帽子の主な原料です。
ウールに比べ暖かく、軽く、しなやかで光沢もあり帽子材料としては高級素材。
そのラビットの入手がこれからどんどん難しくなっていくようです・・・。
以前はヨーロッパで食用としてウサギ肉がよく食べられており、
それにともない肉の余りとなった毛皮も十分に確保できていたのですが、
近年ウサギ肉の消費が減っているそうなのです。(特に若い人が食べなくなった)
消費が減れば、フエルト工場に集まってくる毛皮も減るのは致し方ないこと。
豊富な原料を使用して生産できていたのは昔のことのようです。
これからラビットファー100%の素材はますます貴重になるかもしれません。
どうなる?ラビット。
発色が美しいのもラビットの良いところ。