文二郎帽子店ショップブログ
「ハットのツバ先」 date. 2018/10/04
皆さま、こんにちは!オンラインショップ店長 吉田です。
いよいよ秋本番。秋は一番好きな季節ですが、
ここのところは毎週のようにやってくる台風が気がかりです・・・。
今回は帽子の仕様「ツバ先」についてです。
帽子デザインは、「カラー」「型」「ツバの長さ」そして「リボン」が重要な
要素ですが、ツバ先の処理もその帽子の雰囲気を左右します。
当店の冬の帽子は、大きく分けて「折りべり」「切りべり」
この2種類のツバ先があるのをご存知でしょうか?
新作の「アンテ エリオット」のツバは「折りべり」、「アンテ ケビン」は「切りべり」です。
表から見たところ。
裏から見たところ。
【折りべり】は、ツバ先を折り返してミシンで縫っているため、ミシン目が見えます。
ツバ先が二重になる分、重厚感がありツバもしっかりと仕上がります。
キッチリとした印象になるので、ビジネススーツなどに合わす帽子に向いています。
【切りべり】は、ロウ・エッジ(raw edge=裁ち端)
カットした切りっぱなしの状態で、仕上がりはすっきり軽やか、
シャープな印象。
フエルトの特性=「どの方向に切っても切断面がほころびたり裂けたりしない」
を生かしたのが「切りべり」です。
当店では帽子を創り上げる際に、「折りべり」or「切りべり」
その帽子に相応しい仕様をチョイスしています。
お客さまの中には「帽子は折りべり」と決めていらっしゃる方もいらっしゃいますので、
もちろんお好みもありますが・・・個人的には「切りべり」が好きです♪
その他「文二郎のホンブルグ」のようなパイピングを施した手の込んだタイプもあります。
詳しくは【ハットのパーツ】ページをご覧ください。
10月は広島 三越、日本橋 三越本店、山形屋 鹿児島、名古屋三越 栄店とオーダー会が続きます。
お越しの際はツバ先にも注目して、帽子をご覧くださいね。
皆さまのお越しをお持ちしてお待ちしております!