2000/04/19発行  臨時号
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     あなたもダンディーになる
        ◆文二郎帽子店通信 ◆00/04/19 臨時号
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◆今回のお知らせ
 ◇【文二郎帽子店探訪記】
 ◇次回から「まぐまぐ」より配信されます。
 ◇掲示板が登場します。

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◇【文二郎帽子店探訪記】

先日広島のお客様が当店に来られました。
お若いのに、とてもダンディーで、上質なロングコートにスーツ、
上品なプリントのシルクベストに懐中時計の鎖が…
というオシャレな服装にチャのソフトがとてもよくお似合いでした。
快く書いていただきました【文二郎帽子店探訪記】を
皆様にもご紹介します。
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バッテリー切れのB5ノート片手に、道端で途方にくれる帽子男ひとり。
いつも「マフィアみたい」と評されるいでたちだけに、
相当違和感のある光景であっただろう・・・

時を遡ること約一ヶ月、文二郎帽子店を見つけたのは本当に
偶然のことでした。
そろそろ手持ちがくたびれてきたんで、冬の帽子を補充しなきゃ
なぁと本場ものでも買ってみようかと帽子の通販を探して
米英のサイトを漂流していました。
ひととおりブックマーク集ができたところで、ものは試しと
InfoseekJapanで「中折れ帽」「通販」でヒット上位にあったのが
「文二郎帽子店」でした。

「これはたいしたもんだ」せっかく作ったブックマーク集は、
たった30秒で無用のものに。
出来合いのものでも充分とは思ったが、ものは試しとオーダーメイ
ドを申し込んでみる。
こちらの度々の質問にも明確な答えをいただき、生地の写真等も
送っていただいてだいたいどんなものができるかイメージできるよ
うになったころたまたま大阪出張の機会に恵まれました。

ご迷惑かとは思いつつ、「どうせなら実際に生地を見て、打ち合わ
せして作って欲しい」と申し出てみたところ、最初は戸惑われたよ
うだが快諾していただきました。

大阪滞在二日目、その日の仕事も終わり文二郎帽子店(西川製帽)
に向かった。
昔から公共の乗り物が嫌いで、地元では大抵の用は自家用車で済ま
せているため久々の各駅乗り継ぎ、しかも大都会でというのは緊張
するに充分。(笑)
あらかじめバスの便等も教えていただいていたが、違うバスに乗っ
てしまうのを警戒するあまり、環状線の最寄駅から歩いていく計画
をたてていました。

私のPCはGPSアンテナをつければ、地図上に現在地点を表示できる
ようにしてあり、しかも、昨日のうちに地図上にだいたいの文二郎
帽子店の場所のマーキングと改札を出たらとりあえず左に行けばい
いところまでは、昨日のうち下調べ済み。
歩く・・・歩く・・・「んー、そろそろ目印確認しようか」とパソコン起動。
「ピー(腹減った)」完全に起動する前に強制終了してしまう。
今日の昼間、長いFAX送ったせいだ・・・
困った・・・こいつに頼ってたせいで、こっから先はさっぱりわか
らん・・・しばしその場で立ち尽くしたあと、電話してみる。
方向はあってた。あと少しだ。
電話番号メモリーしていてよかった。

目印の陸橋を超えてしばらく歩いていくと、夕暮れの中を人待ちし
てる風で道端に立っている男性。文二郎さんでした。
早速招き入れてもらったところ、ご丁寧な挨拶をいただき、少々恐
縮してしまう。
あらかじめ「文二郎帽子店というのは、あくまでバーチャルショッ
プであってショーウィンドウやサロンがあるわけではありません」
「昭和30年代をそのまま引きずったような工場」とはお聞きしてい
たが、まさにそのとおり。
一軒家の土間に各種機械を据え付け、完成品や半完成品、素材等が
そこかしこに積んである。
ご夫婦ともしきりに「汚いところで・・・」と言われていましたが
私のような懐古趣味の気がある人間には、こういったマニュファク
チュア的ノスタルジィを感じさせる空間は、却って居心地がよいものです。

文二郎さんから、ひとつの帽子が完成するまでの工程を説明してい
ただきました。
だいたいどういった作り方をするのかは知ってましたが、それを実
際に見ることができたのはまた格別の体験。
様々な機械と帽子の型、これらに様々な素材と文二郎さんの腕が
組み合わさって、これからも素晴らしい帽子が生み出されていくの
でしょう。

その後別室に移り、今回のオーダーの打ち合わせ。
私がその時被っていた帽子は英国製のもので、58cmの表示になって
いました。
しかし、これがかなりきついので、60cmくらいで作ってもらおうと
60cmの帽子を試着してみたところ、とんでもなく緩い?
文二郎さんが、中世の拷問器具のような道具を取り出し
て私の帽子を採寸したところ、56cmしかないようだ?
この前別の店で買い足した60cmが緩いはずである。
以降「本当の58cm」が重要な注文事項となる。(笑)

様々な素材を選び、クラウンとブリムのサイズバランスの打ち合わ
せ、ブリムの端の仕上げやリボンの色・結び方などディティールも
全て思うがまま。まさにオーダーメイド。
結局、茶のファーを作ることはあらかじめ決めていましたが素材等
見せていただくうちに、珍しい麻のツマミも注文することになりました。
いつか必ずブンタールの帽子も注文するのでよろしくお願いします。

その後は、過去から今現在、そしてこれからの帽子文化について、
お話を伺いました。
その時に話題にした、「帽子のマナー」については早速Webのほう
にも反映していただいたようで嬉しい限り。
ブルースマンについても、「ああ、あの写真の」とコンテンツ増え
たときにはちょっとニヤリとしてしまったり。
ふと気付くと、かなりの時間お邪魔してしまったようだ。
帽子は後日送っていただくことにして、文二郎帽子店を後にしました。

帰広した次週、早速帽子が届きました。
軽い、しなやか、暖かい、カッコいい。
思った以上の出来。
そして何よりも、「あの工場で文二郎さんが作ってくれた帽子」
そういう作り手を身近に感じられる、思い入れある逸品を入手でき
たことが一番の喜びです。

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私達としても嬉しい限りです。
また喜んでいただけるようにいい帽子を作らなくてはと
改めて感じた次第です。

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客様からのご要望もありましたので、【掲示板】を準備中です。
帽子愛好者の交流の場になれば嬉しいと思っています。
皆様もどしどし書きこみ下さいね〜♪

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では、次回のメールマガジンをお楽しみに!
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◆発行責任者 ◆パナマ帽子の文二郎帽子店 ◆西川多加子
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